2010年11月26日

シルバーバーチは悪霊である 4

シルバーバーチは何かに似ている

またもやベイサイドの預言から、「イエズス」が教会について言っている箇所を引用する。ただし、短い文だけを。何故なら、あまり前後を含めて引用すると、カトリック信仰を知らない人の目のためには、かえって焦点がぼけたことになりかねないと思うからである。
私はあなた方に、あなた方の小教区教会から去って欲しくない。私は、あなた方の神として、あなた方が留まることを望み、そう助言する!
1979年6月9日、イエズス 

わが教会の中には、私のために前面に立って戦おうとする者は一人もいないのか?
1974年8月21日、イエズス 

私達はサタンがわが教会を閉鎖することを望まない。
1984年4月14日、イエズス 

我々はわが教会における分裂を大目には見ないであろう。
1978年3月18日、イエズス 

そこに留まり、戦いなさい! わが教会を保ちなさい!
1977年5月14日、イエズス 


これだけでも明らかに分かるのは、この「イエズス」にとっては、教会はあくまで「わが教会」と呼ぶところのものだということである。

ところが、「イエスをよく知っている」というシルバーバーチは、「人間は教会を建立し」などと言い(前回参照)、「儀式」に関する発言(前回参照)と同様ここでも、一般に通りのよい「教会は人間が作ったものに過ぎない」との認識を既成事実化している。

他方の「イエズス」は、「教会は必ずしも無くても良い」などとは言っていない。全く逆のことを言っている。「わが教会を保つ為に踏みとどまれ。わが教会の為に戦え」と。

ところが、「イエスをよく知っている」というシルバーバーチは、こう言っている。
教義、儀式、祭礼、教典などは関係ない。祭壇に何の意味がある。何の意味もない。"聖なる書" と呼ばれている書物から活字という活字を削除してよい。"聖なる歌" を全部削除してよい。信者は儀式という儀式を全部欠席してよい。イエス自身もそんなことは望んでいない。
この勧めに従えば、教会は 空っぽ。


私は結論を急ぐつもりはなかった。しかし、書いてしまおう。

シルバーバーチの主張は、次のものに似ていると思うのである。
聖像を取り除け。それは人々をキリストから引き離すからと言え。ラテン語典礼をやめさせよ。それは多くの人にとっては意味不明の呪文のごときものだと言え。信心、歌をやめさせよ。聖なるオルガン音楽をやめさせよ。聖歌を廃止せよ。祭壇から聖人の聖遺物をことごとく排除せよ。祭壇そのものも排除せよ。ミサをする習慣を一掃せよ。「聖」の語を取り除け。祈祷書を取り除き、破壊せよ。すべての像と天使の絵を取り除け。修道服を捨てさせよ。すべてのカテキズム(カトリック要理)を焼き払え。教会を閉鎖に追い込め。告解をする慣習を取り除け。過去の教理はみな虚偽だったと宣伝せよ。真のキリストはもうすぐ来るのだと言え。
これにはまっても、教会は 空っぽ。

ご存知「イルミナティの極秘指令」である。(少しアレンジはしたが。)

よく見比べて欲しい。
どちらに従っても教会は空っぽになることといい、どちらもイエス(イエズス)を教会の外に放り投げていることといい、そっくりではないか?

私は思う。結局、

現幽所(ところ)は違えども、考える事は一緒

なのだと。

地上に居るイルミナティにおいては、
ドジって流出させてしまった文書において、敵意をむき出しにしている。

他方、霊界に居る「シルバーバーチ」と名乗る霊においては、
宗教的真理に疎い人達に対して、目も眩む「高級霊」の壮大な高みから、
聞こえのいい「半真理」を展開し、要するに「偽装」を行なっているのである。

(「疎い」とか、ドギツイ言い方をして御免なさい。)


しかし、今「内容」のことを言ったので、もう一度前に戻って確認させてもらうが、「シルバーバーチ」における問題は、その言っている「内容」自体がどうのというよりむしろ、彼が「イエスをよく知っている」と「嘘」を言っているというところにあるのである。そして、彼が嘘を言っているのは「明白」である。(後日、「ベイサイド」以外の示現も紹介する。)
そして、嘘をついた上であの内容なのだから、その正体は推して知るべし、否、明々白々だということなのである。「嘘」と「内容」の二つを絡ませて見なければならない。

カトリックの示現を見慣れている者から言わせると、シルバーバーチは「イエスをよく知っている」と言ったからこそ、自ら「墓穴」を掘ったのである。

ちなみに、霊的な事に不慣れな人のために言わせて頂くと、「たとえそのような嘘を言っているのだとしても、言ってる事自体がいいなら、私は気にしない」なんていうのは、駄目である。そのような嘘を言うのは「悪霊」なのだから。


霊的事象を広く探訪している人は、このような情景を見せられると、「キリスト教だけがあるわけじゃあるまいし。この宇宙は〈キリスト教の神〉と〈それに対抗する悪霊団〉だけから成っているとでも言うのか?」と呟きたくなるだろうと思います。お気持ちは分かります。私も昔、ニューエイジ思想、五井氏、岡田茂吉氏、などを通って来ましたので。
私はただ、分かるところから手を付けているに過ぎません。分かるところ、確実なところだけを相手にしています。「分からない霊界」を相手に、しかし「確実なるもの」を起点にして調べれば、その調査は、たとえ多少視野が狭くても、確実です。私にとってそれは、「確実なるもの」の起点を持たずに、視野を広く取り、「詳しく」なることもよりも、良いことなのです。
(誰に言っているのだろうw)


おまけ

ところで、
シルバーバーチは自分の祈りを
いつも次の言葉で始めるようだ。

「ああ、真白き大霊よ」
(Oh, Great White Spirit,)


真白き?


聖白色同胞団
(Great White Brotherhood)

白光真宏会
(White Light Association)

結局、そういうことなんじゃないですか?


参照
私は、五井氏の体から発しているこの光(写真右)が何の光なのかのかを疑うべきだと思うのである。(こういう写真は彼の場合一枚二枚じゃないのだが。)
高級霊から渡された如意宝珠から発せられる光ですか。あるいは人間誰しも内に蔵している「本心」の光ですか。
それを「疑う」べきだと思うのである。(疑う人はイジワルですか。)


里香ちゃん、しっかりしろ。

(五井氏のお孫さん)

お母さんに「ルシファーってどう思う?」って訊いてみなさい。
「ブラバツキー夫人ってどう思う?」って訊いてみなさい。