2010年11月24日

シルバーバーチは悪霊である 1

シルバーバーチの霊言については、私も昔、多少読んだことがある。が、現在、本は一冊も持っていないし、また、買うつもりもない。

しかし「スピリチュアリズム・ブックス」というサイトに、彼に関する本が4冊、なんと全文がアップされている。


これらを使うことにする。

そのサイトの「著作権について」の内容により、引用の量はごく控え目にする。引用箇所の前後を確認したい方は、その都度引用元へのリンクを付記するから、各自確認されたい。(念の為に言うと、私はなにも前後関係を無視して自分の都合の良いところだけを抜き書きするのではない。全文は常に開示されているのだから、気になる方はご自分で確認されたい。)

シルバーバーチは「自分はイエスをよく知っている」と言う

通信して来ている霊は、正確に言えばシルバーバーチではなく、シルバーバーチを媒介として使う一個の「高級霊」であるということのようである。しかし、以下、単に「シルバーバーチ」と呼ぶ。

シルバーバーチは次のように言う。
私はあなたが想像なさる以上にイエスと親密な関係にあります。私は主イエスの目に涙を見たことがあります。


「あなたがご存知のイエスについてお聞かせください」という質問に対して ---
わたしは何度となくお会いしております。(…)あなた方がスピリチュアリズムと呼んでおられるこの真理(…)の普及の指揮をなさっておられるのです。交霊会をはじめとするさまざまな仕事を指示しておられるのが、ほかならぬイエスその人なのです。(…)わたしたちが実際にお会いし、そして激励の言葉をいただいているのが、実在の高級霊、かつて地上で “ナザレ人イエス” と呼ばれていた方なのです。


わたしは、その大審議会を主宰される、かつて地上で “ナザレ人イエス” と呼ばれた人物が、わたしたちの業績に逐一通じておられるお言葉を述べられ、新たな力、新たな希望、新たなビジョン、新たな目的をもって邁進するようにと励ましてくださる時のそのお姿、そのお声、その偉大なる愛を、願わくば皆さんにも拝し、聞き、そして感じ取らせてあげられればと思うのですが、それができないのが残念です。


以上このように、シルバーバーチは「イエスのことをよく知っている」そうである。まず、これを大前提としよう。

シルバーバーチは「イエスは “スピリチュアリズム” や “交霊会” を指導している」と言う

上の二番目の引用を参照のこと

シルバーバーチを信じるとは、このような事を信じるということなのである。江原氏であろうと誰であろうと、優れた「霊能」があるのだろうと何だろうと、このような事を信じるということなのである。

さて、しかし、私は、イエズス様、あるいは聖母、あるいは天国に属する他の霊が直接的に「スピリチュアリズム」や「交霊会」に言及している箇所を見出すことはできなかった。(「オカルト」や「ウィジャー盤」について語ったものはあったけれども。)

しかし「悪霊の能力」にあったように、聖書は申命記において「占いをする者、卜者、易者、魔法使い、呪文を唱える者、口寄せ、かんなぎ、死人に問うことをする者があってはならない。主はすべてこれらのことをする者を憎まれるからである」と言っているのだから、聖書の内容を全面支持する「霊」の声を引くことによって、シルバーバーチの主張に対抗することができるだろう。

できるのは、対置し、対抗することだけである。霊的な事に「証明」はない。
しかし、人は本当の事を「感じ取る」心を持っているであろう。