次に危惧を感じたのは(こんな話ばかりで申し訳ありませんが)、3rdアルバム Sugar High のジャケットでした。
初めて見た時、何がどうなっているのか、直ぐには分かりませんでした。
分かった時、「異形だ・・・なんで?」と思いました。
知らない人のために解説すると、これは元々はこういう写真なのです。↓
この写真の下から三分の一ほどの部分を切り取り、左右を逆にし、また上の部分と貼り合わせれば、最初の写真のような恰好になるわけです。実際は、下の部分は本の帯みたいな仕組みになっているのですが。
まあ、ちょっとした遊びと言えば遊びです。
しかし、私は嫌な感じがしました。「異形」と思いました。
また、メイクも衣装も、それまでの鬼束には無いものでした。
同じ頃に、次のようなものも。
この種のポスターが貼られたCDショップの中を、かなり暗い、残念な気持を抱きながら、うろついていましたっけ。
「鬼束はどういう方向に行こうとしているのか???」と思いました。
私にとって鬼束は、楽曲であり、そしてとりわけ、その「声」だったので、ビジュアル面をいじり始めたらしい鬼束(あるいは会社?)のことを、危惧せずにはいられませんでした。
ビジュアル面のことをあえて言うなら、その「素」、素顔こそが、最も綺麗な人でしたし。
(ちーちゃん、分かってますか?)